バイトの世界

バイトの最低賃金。今後はどうなる?【2023年まで上がり続けます】

ども!SHUNです。

バイトをする上で、大事な要素の一つは時給ですよね。
その中でも、国が定める最低賃金は時給を左右する大切な数字です。

近年、この最低賃金が年々上がってきていて、
この記事を執筆している2019年11月時点での全国平均の最低賃金は「901円」

こんなに高くなってるとは驚きました。
ここで疑問となるのが、

「この最低賃金ってどこまで上がっていくの?」

ということだと思います。

僕は人材コーディネーターとして、企業にバイトとして多くの人を送り出してきました。

今回は、実際の厚生労働省のデータをもとに以下5テーマを解説していきます。

最低賃金は2023年まで毎年上がり続けます

結論を言いますと、
2023年には全国の最低賃金は平均で「1000円」を超えます

・2019年10月〜(現在) 901円

・2020年10月〜             928円

・2021年10月〜             956円

・2022年10月〜             985円

・2023年10月〜           1015円

なぜこうなるのかと言いますと、ここ最近は約3%づつ毎年引き上げられているからです。


(ひと目でわかる最低賃金より)

どうやら働き方改革の一環のようで、政府が「年率3%程度を目途として、全国加重平均が1000円になることを目指す」(一部要約)と言っています。

ですので、2023年までにどんどん最低賃金が上がっていくのは、ほぼ確定のようですね。

2023年の東京都の最低賃金は約1140円です。

た、高いですね。
これからバイトをする方は良いなぁ…
僕がバイトをしてたときは、埼玉ですが時給900円を切ってましたからね。笑

 

現在の全国の最低賃金【2019年10月〜】

都道府県名 最低賃金時間額【円】
2019年10月~ 2018年10月~
北海道 861 835
青  森 790 762
岩  手 790 762
宮  城 824 798
秋  田 790 762
山  形 790 763
福  島 798 772
茨  城 849 822
栃  木 853 826
群  馬 835 809
埼  玉 926 898
千  葉 923 895
東  京 1,013 985
神奈川 1,011 983
新  潟 830 803
富  山 848 821
石  川 832 806
福  井 829 803
山  梨 837 810
長  野 848 821
岐  阜 851 825
静  岡 885 858
愛  知 926 898
三  重 873 846
滋  賀 866 839
京  都 909 882
大  阪 964 936
兵  庫 899 871
奈  良 837 811
和歌山 830 803
鳥  取 790 762
島  根 790 764
岡  山 833 807
広  島 871 844
山  口 829 802
徳  島 793 766
香  川 818 792
愛  媛 790 764
高  知 790 762
福  岡 841 814
佐  賀 790 762
長  崎 790 762
熊  本 790 762
大  分 790 762
宮  崎 790 762
鹿児島 790 761
沖  縄 790 762
全国加重平均額 901 874

(厚生労働省のデータより作成)

2019年10月~全国の最低賃金の平均は
901円
2018年と比べると+27円となりました。

やっぱりこれを見ると、首都圏が比較的高いようですね。
比べて九州や東北の方は首都圏に比べると低くなっています。

ここで注意してもらいたいのが、意外とこの最低賃金が引き上げられていることをしらない雇い主がいるので、もし下回っていた場合は法律違反になりますので、早急に改善してもらうようにしましょう。

※特に個人経営で運営されているところは要注意です。

 

来年の全国の最低賃金の予想【2020年10月〜】

都道府県名 最低賃金時間額【円】
2020年10月~ 2019年10月~
北海道 887 861
青  森 814 790
岩  手 814 790
宮  城 849 824
秋  田 814 790
山  形 814 790
福  島 822 798
茨  城 874 849
栃  木 879 853
群  馬 860 835
埼  玉 954 926
千  葉 951 923
東  京 1043 1013
神奈川 1041 1011
新  潟 855 830
富  山 873 848
石  川 857 832
福  井 854 829
山  梨 862 837
長  野 873 848
岐  阜 877 851
静  岡 912 885
愛  知 954 926
三  重 899 873
滋  賀 892 866
京  都 936 909
大  阪 993 964
兵  庫 926 899
奈  良 862 837
和歌山 855 830
鳥  取 814 790
島  根 814 790
岡  山 858 833
広  島 897 871
山  口 854 829
徳  島 817 793
香  川 843 818
愛  媛 814 790
高  知 814 790
福  岡 866 841
佐  賀 814 790
長  崎 814 790
熊  本 814 790
大  分 814 790
宮  崎 814 790
鹿児島 814 790
沖  縄 814 790
全国加重平均額 928 901

(厚生労働省のデータをもとに算出)

過去のデータをもとに、来年2020年10月〜の全国の最低賃金を予想しました。
多少の増減はあるかと思いますが、だいたいこのぐらいになると思っていいかと思います。

 

なぜ最低賃金に大きな地域差が生まれるのか?

最低賃金は年々引き上げられることがわかりましたが、
2019年の現時点でトップの東京都は1013円で、一番下の県は790円と

その差は223円

とけっこう大きいことがわかります。
1日5時間、週3で働いたとして、その差は約174000円にもなります。
もっと働けばこの差はもっと大きくなるわけですが…

 地域格差が生まれる理由

これには様々な理由があって一概にこれだからと言えませんが、

《都市部の時給が高い理由》

・単純に物価が高い

・企業が集中しているため、生産性もあがる
 →企業がお金を持っている

・人口が多く、売り手市場である。

もちろん他にも要因はありますが、だいたい以上の理由から都市部は最低賃金が高くなっています。

都市部は家賃などの生活費が高いため、高い時給を払わなければ人が来ないんです。

一方で、地方は家賃なども比較的安いし、のんびりと過ごすことができるため、安い賃金でも働きたいという人が一定以上はいます

このような理由から、最低賃金の格差が生まれていると言われています。

 

まとめ

いかがでしたしょうか?

これからこんなにも最低賃金が増えていくなんてびっくりでした。
僕がバイトしてたときは900円で割と高いっていうイメージだったんで、当時と比べるとその差はものすごいですよね。笑

あくまでも最低賃金なんで、

時給が1400円、1500円が普通になってくる時代になるかと思います。

ここで、注意しときたいのが、最低賃金を上げすぎると企業の人件費が高くなり、従来より雇えなくなることです。
たとえ雇えたとしても、短時間でなければならないとか、そんなにシフトを入れてもらえないとかも十分に考えられます。

バイトを選ぶ時は時給も大切ですが、仕事内容そのものやその他の条件面も合わせて選択することが大切です。