ども!SHUNです。
ドローンの開発は急スピードで進んでおり、今や、いろんな分野でドローンの導入が始まっています。
配送業界でも、決して例外ではないのです。
そこで気になるのが
「日本でもドローンによる配達が実用化されるのか?」
「そうなったら、配送業界はどうなってしまうのか?」
です。
そんな疑問を解決すべく、今回は以下の2テーマでお届けします。
Contents
日本でもドローン配達は実用化される
日本でもほぼ確実にドローンによる配達が実用化されるでしょう。
・日本で行われたドローン配達の実証実験
・ドローン配達は5G追い風になる
・日本でのドローン配達の課題
日本で行われたドローン配達の実証実験
日本でももうすでに、実用化にむけて実験がスタートしているのです。
日本郵便のドローン実験
2018年、日本郵便は福島県にて、年賀状やお菓子の入ったゆうパケットをドローンを用いて郵便局間の荷物郵送を行いました。
この実験では、操縦者が見ることができない範囲を飛行させる、完全ドローンだけの配送を実現させました。
ドローンによる郵送であれば、トラックで25分かかってたものを15分で郵送させる時間の短縮に大きく貢献しました。
実用化すれば時短だけでなく、郵送が困難だった山間部で大きく貢献するでしょう。
楽天のドローン実験
楽天は、猿島という東京湾唯一の無人島でドローン配送サービスをスタートさせています。
そうなんです、もう日本でも個人向けに実験的ではありますが、ドローン配送のサービスが始まっているんです。
対岸にある西友LIVIN横須賀店で取り扱っている400品目の商品の中から、好きなものを注文できます。島内では
バーベキューもできて、お肉や野菜、ビール、アイスなどを注文することができるそうです。
(※実施期間2019年7月〜9月)
イベント的な要素が強いですが、今後はもっと気軽にドローン配送サービスを使えるようになるでしょう。
千葉市のドローン実験
千葉市では、ドローンを用いた宅配サービスを本格化させるために「千葉市ドローン宅配等分科会」が設置されています。
千葉市は、2016年〜2018年までに3回の実験を行なっています。
2018年10月に行われた3回目の実験では、幕張のマンションのモデルルームに住んでいる人が風邪で動けなったため、ドローンで薬を配達してもらうという設定で行われました。
薬を持ったドローンが自律飛行でマンションまで飛行し、現場の人間がマンション内で待機している地上配送ロボットに薬を積み込み、後はロボットがエレベーターを用いて部屋の前まで届けるという感じです。
今までの実験の中で一番、利用者へのドローン配達の実用化に近い内容となりました。
千葉市は、国家戦略特区という施策や事業の行いやすい環境を作って活性化させる地域に指定されています。
日本でも、僕たちのしらないところで、こんなにドローン配送による実験が行われているなんで驚きですよね!
千葉市の実験を見ても、ドローンによる自宅配達の実用化はそう遠くないのかもしれません。
ドローン配達は5Gが追い風になる
2020年から始まる5Gが追い風になります。
5Gの特徴である「超高速」「超低遅延」 「多数同時接続」により、飛行中のデータ通信が安定するからです。
遅延の発生がなく、リアルタイムで状況等を確認することができるため、ドローン配達の整備には不可欠な要因です。
日本でのドローン配達の課題
ドローン配達は空中を飛行するので、障害物などはなくとても使いやすいのですが’、現状、ドローンによる配達にはいくつもの課題があります。
以下にまとめます。
・法律の問題
・ドローンや荷物が落下してしまう可能性がある
・悪天候だと、そもそもドローンを飛ばすことができない
・荷物の重量に限界がある
・無人であるため、受け取ったときの本人確認をどうするか
・鳥やドローン同士の衝突の危険性もある
・空中がドローンだらけになったら、景観が損なわれる
上記に挙げたもの以外にもまだまだ、問題はたくさんあると思います。
特に個人的に気になるのが、ドローンや荷物が落下してしまった場合と天気の問題です。
なにかの不具合でドローンが落ちてきたらどうするんでしょう?あんな荷物を乗せた機械が空から真っ逆さまに落ちてきたらその衝撃は凄まじいものになると考えられます。
ドローン専用の航路を作るなど整備が必要ですね。
天気の問題については、当日が悪天候だった場合は飛行中止にすればいいんでしょうが、飛ばすときは快晴でも途中で悪天候になってしまったらどうするのでしょうか?
飛行機のように大丈夫であればいいのですが…
というわけで問題はまだまだ山積みです。
しかし、ドローン配達の実用化に向けて少しづつ近づいていることは確かなので、今後の動向に注目ですね!
配送業界の未来【配達員は必要なくなる?】
これはあくまでも、ドローン配達が本格的に実用化なった場合の話ですが、配送業は確実に減りるが、なくなりは絶対しません。
その理由を説明します。
・ドローンでは重い荷物を運ぶことができない
・強風などの悪天候では、ドローンを飛ばすことができない
ドローンでは重い荷物を運ぶことができない
配達物の中には、ハガキや小物だけでなく、当然重量のあるものもあります。
ですのでドローンが運べる重量には限界があり、重い荷物や複数の荷物を運ぶことができません。やはりそういう場合には配達員の存在が必要なんです。
強風などの悪天候では、ドローンを飛ばすことができない
上記でも書きましたように、悪天候の場合はそもそもドローンを飛ばすことができないので、ハガキや軽い小物でも配達員の存在が必要となります。
このような理由で、ドローンによる配達が実現しても配送業はなくなることはないでしょう。
むしろ、配達員の多忙化を防ぐ一手となると思います。